子どもが3人いると絵本、本も増えます。
出来るだけ図書館で借りようと思うのですが、購入して手元に持っておきたい、
そう思う絵本をご紹介したいと思います。
それが、ヨシタケシンスケさんの絵本です。
ご存知の方、ファンも多いとは思います。
まずは絵が可愛い。シンプルな絵なのですが、出てくる登場人物の表情が豊か。
ユーモア。そしてブラックな部分もあったり。キラキラしたものばかりでない、
人間の様々な面を描いている気がします。
子どもだけはなく、大人の心にもぐっとくるものが多いです。
そして、想像力が非常に豊かで一冊一冊がとても面白いです。
ついこの前も新作の「あんなに あんなに」を購入しました。
読み終えたとき、思わず涙が出そうになりました。
端的にいうと子どもたちとの時間を大事にしよう、そう思える絵本です。
キコは、子どもたちが3人。ずっと正職員で働き、核家族。近所に頼れる親族もなし。今は時短にしましたが、今まで学童や保育園の延長もたびたびでした。病児保育もかなり利用しました。
仕事でもストレスがあり、帰ってからは子どもたちをお風呂に入れ、夕飯の準備、洗濯、明日の準備・・・子どもたちもママに甘えたいばかりで家事も思うように進まない・・・本当の嵐のような日々。自分に余裕がなく、ちょっとしたことでも強く叱ってしまったりでした。
疲れ過ぎて涙が出てくる、そんな日もありました。
そんな日々でしたが、長女が小学校高学年になり、段々と親と過ごすより、友人と過ごすことを選ぶようになってきました。友達が近くにいると手も繋いでくれなくなりました。
反抗期に入り、口答えも多いです。足のサイズもキコとほとんど変わらなくなり、身体も大きくなってきて、目線も近くなってきました。そろそろ服の兼用もできそうです。
長女を見ていると本当に子育てってあっという間だなと感じます。
あの出産の思い出が昨日のように思えます。
でも、毎日必死なんですが、全てが尊いなぁって思います。
保育園児の長男は「トイレについてきて。」って誘ってきます。
ウンチが出た後のおしりふきはまだお手伝いしていますが、ウンチをする気張る表情でさえ、こんな表情が見れるのもあとわずかなんだな、なんだか尊いなぁって思います。
一方で正直、毎日の生活が大変過ぎて、子育ての先輩たちに「今が1番いい時期だよ!」と言われて、(それもわかるけど、大変過ぎて辛いのよ…1人の時間が欲しい…)と思ってしまいます。そう思うのも自分だし、それくらい大変で思い通りにならないことばかりで、命も預かってるし…そうパンクしそうな気持ちも蓋はせず…
ただ、そんな日々に追われて余裕がない自分だけれど、疲れたときはこの絵本をひらいて、一日一日、一瞬一瞬を大事にしたいと思える、そんな絵本です。
併せて子どもだけでなく、夫、自分の両親、家族、周りの友人に対してもコロナ禍で余計に何が起こるかわからないそんな時代。
かつ、仕事柄、自分と同年代でも病と闘っている方にも出逢います。
今は当たり前の日常がかけがえのない、尊いものだと気づかせてくれます。
ヨシタケシンスケさんの絵本はどれもおススメですが、
「にげてさがして」「ころべばいいのに」「このあとどうしちゃおう」がキコはおススメです。
またどこかでご紹介できたらと思います。