キコです。
今週のお題は「サボる」に参加したいと思います。
学生時代は私も「サボる」こともありました。
小学生のときは学校に行きたくなくて、水銀の体温計をお湯につけて割りました。当然母にはバレて怒られました。
習い事をサボりたくてお腹が痛いと言ったこともありました。
その中でも一番サボっていたのは大学時代。高い学費を出してもらっていたのに今思うと両親に申し訳なかったと思います。
私にとって大学生活は「生きる」ことを考えたり、人生においてのモラトリアム期間。なんだかもやもやしている期間でした。
アルバイトをしまくって、サークル活動をしたり、旅行に行ったりすごく楽しい時期でもあったのですが、精神的に調子を崩したのもこの時期です。
小学校、中学校、高校、大学と目標に向かって勉強を頑張ってきて、大学に入って自分自身がよくわからなくなってしまったり・・・よくあることなのかもしれないですが・・・。
涙が出たり、眠れなくなったり・・・。抑うつ状態でした。
そんなとき、授業をサボってよくお気に入りのカフェに行って本を読んだり、音楽を聴いたりしていました。
眠れなかったりは辛かったですが、サボってカフェで過ごす一人時間は贅沢な時間だったと思います。今は子どもが三人いるので、一人でカフェに行くことはできませんが、人生において大事な、というか必要な時間だったと思います。
そんな私も回り道しながら、結婚して子ども達三人に恵まれ、MSWの仕事に就き、多少アップダウンはあるものの、よく眠れて精神的にも落ち着いて過ごすことができています。
当時の時間も必要な時間でしたが、家族に囲まれて過ごす今はかけがえのない幸せな時間だなと思います。
先日モッチがサボると休むことを記事にしていました。
休むことについても私も少し記載してみたいと思います。
出産後、なかなか自分自身休むことができませんでした。
長女出産後は半年、次女、長男のときも一年以内で育休から職場へ復帰。
祖父母は遠方でなかなか頼ることもできず。
職種からも代わりがいない。面談の約束をしている。カンファレンス等なかなか休むことができませんでした。
子どもの急な体調不良等で仕事をどうしても有休を使わないといけないこともあり、自分の体調不良では休むことはできませんでした。
コロナ禍になり、ちょっとした体調不良でも休むことが一般的になってきたことは良いことかなと思います。
そして、個人的には育児中は、母親だけでなく、父親ももっと休みやすい社会になって欲しいと思います。
ここからは少し愚痴っぽくなってしまいますが、ここ数年、職場でやりがい搾取というワードが自分の中でよく頭に浮かびます。
やりがい搾取とは労働者の「やりがい」を利用して長時間の残業等、劣悪な労働条件を仕事から得られる充実感で相殺しようとすることです。
このやりがい搾取が成立してしまう背景には仕事が明確に人の役に立つ、仕事が好きなことである、閉鎖的で独自の文化を築いてしまう、といったことが指摘されており、まさに医療・介護業界には蔓延していると思います。
私もここ数年前まで無理して仕事を頑張ってきました。
上司や後輩のクレーム対応、病休の職員の代わりにケースの引継ぎ・・・。
休まずに精一杯頑張ってきましたが、結局のところ、自分が無理して頑張ることで部署としてはやれている。足りない人数でも出来ている。そういう目でしか見られていませんでした。仕事が辛くて泣くことも正直多かったです。
頑張った経験は無駄にはなっていないと思いますが、自分の心身を壊さないためにも無理はせず、しっかり休むことは大事です。
好きな仕事をしながら、やりがい搾取されてるなんて思うのは悲しいですしね。
ワークライフバランスをとりながらやっていくことで、結果としてクライアントとも良い関わりができるのかなと思います。
世の中がもっと皆休みやすくなると良いなと思います。