モッチです。食事に対する面白い研究報告がされていたので、ご紹介したいと思います。
名古屋大学大学院の研究にて、一人で食事をするときに、映像に人が映っているかどうかにかかわらず、人間の「音声」が聞こえることで、おいしく感じ、摂食量も増えた事が分かったとのことです。
【プレスリリース】人の声を聞きながら食べると、一人の食事でもおいしく感じる | 日本の研究.com
実験の結果を簡単にまとめてみると以下の通り。
・人の音声が聞こえている方が、聞こえていない方よりも美味しく感じ、摂取量が多い。
・人の音声が聞こえていれば、人が映っているかどうかは関係ない。
(映っている人数が増えても同じ)
以前、同じ名古屋大学で「鏡の前で食べると、一人の食事が美味しく感じる」という研究報告をされております。
【プレスリリース】鏡の前で食べると、一人の食事が美味しく感じる
今回は、「人が映っているよりも、人間の「音声」が聞こえている方が重要」ということで、更に美味しく食事が出来る方法が分かったということですね。
しかも、摂取量が増えているということからも、食欲増進にもつながっているということでしょうか。
人が映っていなくても、声が聞こえているだけで効果があるということですので、テレビなどの一方的に耳に入ってくるだけでも美味しく感じるということです。
会話した場合は、もっと美味しく感じるのではないか。食事の内容次第では、一人で食事と向き合いながら食べる方が美味しく感じるのではないか、まだまだ深堀出来る研究だと思います。
ただ、ここで重要だと思うことは、どうしても何気なく食べてしまう日常の食事。それをより美味しく、食欲を増進出来るということが示されたことは重要だと思います。
農林水産省のデータでは、週2回以上一人で食べる人の割合は20%以上、4回以上の人は15%以上おり、70代以上の女性は20%以上が「ほぼ毎日一人で食事をする」とのことです。
この研究成果が出たとしても、「家族や仲間達とのコミュニケーションを図る」、「楽しく食事をする」という意味で、孤食ではなくよりも共食の方が当然良いと思います。(この研究はこれらを否定をしているありませんし)
しかし、高齢化と核家族化さらに単身赴任や帰宅時間が遅いなど、現代では自分の意志だけでは決して決められない大きな問題が沢山あります。さらに、今のコロナ禍で、同居家族以外の食事も自由にし難い状況。どうしても、孤食が増えてしまいますよね。 そのような中でも、少しでも美味しく、しっかりと食事を採るためにテレビやラジオをつけるというだけでも意味はあるというになります。
最近ではオンライン会食などもあります。映像が決して重要ではないとすると、音声だけの通話でもよいということですから、もっと手軽になります。
離れたご両親などとハンズフリーにして通話しながら食べるのも良いことだと思います。(ただ、私の場合、そうなると画面に映して孫の顔が見えるようにしてあげたくなりますが)
私は、何を食べるかと併せて、どうやって食べるかがとても大事だと思っています。
今はこういったコミュニケーションロボットもあるようです。こういったものが効果があるのか、もっと研究が進んでくれると面白いですね。